気持ちいい坂って自分のなかに変な基準があって、道玄坂はまさにそんな坂。あの微妙な勾配とカーブがいいんだろうなぁ。
渋谷はやっぱり人が多い。歩いていると、偶然性ということを考える。たぶん多くの人が、自分の人生の中でいろいろな決断をしている。昼にマクドナルドを食べるのと、うどんを食べるのでは、実はそんなに違いはないのかもしれない。しかし、どちらかがほんのわずかの差で、なりたい自分への確率をあげている。
わずかな確率の差の和が、未来の確立を変化させる。言っていることがわけがわからないが、つまり、例えば渋谷に行くかわりにTOEICの勉強をすると、TOEICのスコアがあがる確率があがる。4週間後には、そのとき勉強しなかった自分は38%の確率でスコアがあがり、勉強した自分は42%の確率でスコアが上がる。どちらを選択するかということなんだろう。そして、スコアが上がったことによって、自分の未来が開ける確率は・・・というふうに続いていく。
そう考えると、やっぱり確率の話で、努力したからといって必ずうまくいくわけではないということがわかる。うまくいく確率があがるわけだ。逆に努力しなくたって、うまくいくこともある。なぜなら確率だからだ。
しかも、目の前のアクションと未来の因果律は、けっこう遠い。それでもなお、人はよい選択をしようとし考える。そんなことを考えながら、つけ麺を食べる週末。幸せ。